C0ならまだ間に合う!虫歯対策 & 進行を抑えるためにすべきこと
歯科検診をしたらC0と言われて不安になったことはありませんか?この段階なら適切なケアで虫歯の進行を抑えられる可能性ありです!
この記事のもくじ
C0は虫歯になる一歩手前!
歯科検診で”C0″は要観察。この時点で治療の必要はありませんが、気を抜くことはできません。
虫歯の進行度はC0からC4までの5段階。
C0 エナメル質にあなが空いていない状態
C1 エナメル質に穴。痛みはなし
C2 エナメル質→象牙質に進行。時々痛む
C3 象牙質→神経まで進行。激しい痛みあり
C4 虫歯末期。歯が崩壊して根っこだけの状態
と表されます。
C0は初期の虫歯扱いですが、お手入れ次第では、虫歯の進行を食い止められる可能性が十分に残されています。
歯のお手入れ

バージョンアップしたフッ素入り歯磨き粉
[右]950ppm[左]1450ppm
C0で食い止めたい初期虫歯。これ以上進行させないためにもフッ素入りの歯磨き粉を使ったブラッシングは必須です。
フッ素の働きは歯の修復であり、「歯の再石灰化」を促して元の健康な状態に戻そうとします。
簡単に言えば、歯の再石灰化とは唾液による自然治癒ですが、フッ素入り歯磨き粉を使うことで、虫歯菌の活動を抑えたり、丈夫な歯にするとも言われています。
最近では、日本製の歯磨き粉も国際基準化されたので、諸外国の歯磨き粉とを比べてもフッ素の量は全く遜色ありません。
実際のフッ素含有量ですが、2017年3月より日本の歯磨き粉におけるフッ素の量も950ppmから1500ppmへと増加。歯磨き粉に限って言えば、ようやく予防歯科の先進国に追いついたようです。
フッ素入り歯磨き粉で100%予防はできない
しかし、フッ素入り歯磨き粉を使って入れば虫歯対策が万全かというと、そうではありません。
フッ素入り歯磨き粉によるブラッシングはもちろんですが、口内環境をいかに整えるかが重要です。
具体的には口内をどのように保てば良いのでしょうか。
「脱灰」を避ける
脱灰とは歯が酸によってエナメル質を溶かしている状態。食べたり飲んだりしているときがまさに脱灰しているときです。脱灰中のエナメル質は柔らかく、虫歯菌が活発に働きます。
だらだらと食べていれば歯が再石灰化する暇がなく歯が溶け続けるだけですから、当然虫歯リスクは高まります。
だらだら食べがよくない理由がまさにこれです。
虫歯菌につけいる隙を与えないようにするには、食事やおやつの時間は固定化して、脱灰時間を最小限に抑えましょう。
虫歯にならないようにするための適切な口内環境とは、「脱灰」と「歯の再石灰化」とのバランスが適切にとれた状態です。
まとめ
C0ならば完全なる虫歯ではありません。要観察と言われたら、規則正しい生活とフッ素が入り歯磨き粉を使ったグラッシングで初期虫歯の進行をなんとしてでも食い止めましょう!
以上、C0の歯が置かれている状況と虫歯を本格化させないための対策を中心にお届けしました。
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