高学年女子は友達関係で悩みます。解決方法&親が働きがけることは?
2023/06/27
高学年女子の友達関係は、大人が考えている以上に複雑です。子供たちの世界では一体どんなことが起こっているのでしょうか。娘が小学校5年生のときの実体験を紹介します。
この記事のもくじ
高学年女子特有の友達関係の悩み
子育て中の悩みは尽きないものですが、学齢期の女の子の定番の悩みといえば「友達関係」です。
高学年あたりを境に、毎日学校から疲労して帰ってくる様子が見られます。娘のことになりますが、帰宅した途端、玄関でいきなり泣きながら訴えてきたこともありました。
普段から学校の様子や友達のことを親に話す子どもはいいですが、あまり自分のことを話さないお子さんには、子供の異変を見過ごさずに、大人がフォローしなければなりません。
娘が友達関係の壁にぶつかったのが小学5年生。
初めて学校に行きたがらなくなりました。
娘が5年生の頃の様子
当時娘がクラスで仲良くしていたのが、娘を含む4人グループの女の子です。
娘の話によれば、学校ではいつでも集団行動で、トイレに行く時でさえ一緒です。
マイペースな娘が個人行動をしようとしたときにも、みんなが常習的についてきて困ることさえありました。
親としては過度な印象も受けましたが、高学年女子にはありがちな姿として、様子を見ることにしていました。
クラスに慣れた頃
そんな中、夏休みも明けて心身ともに子どもたちの成長が著しくなる頃、娘の所属グループの和が乱れ始めます。
具体的には、グループの友だちが、他の友達の頑張りや成功を妬んだり、影で悪口を言ったり、ヒソヒソ話している様子が伺えたり。
今まではそんなことがなかったのに、グループがなぜかまとまらない。それでも行動は常に共にします。
そんなグループから娘はぬけようとしますが、他の友達と関わりを持とうとしても、一緒にくっついてきてしまうので離れられないと言うのです。
クラスが同じである以上、どうにもできない問題に親子で悩むこととなりました。
学校への働きかけ方
一般的に子どもの友達関係のことを担任に相談するのは正直迷うところです。子どもの立場もありますし、子ども自身も大ごとにしたくないのが大半です。
しかし、今回はあえて担任に連絡して話を聞いてみることにいました。娘の話だけではなく、客観的な意見も聞きたかったからです。
思い切って担任に連絡してみると、中立的な立場でありつつも親身になってこちらの話をよく聞いてくださいました。先生の方も見えていない部分があったようで、注意しながら見守るとのことでした。
子ども同士のトラブルは大人のいないところで起こります。
友達関係は改善するのか?
正直なところ、担任に相談したからといって以前よりも子どもたちの関係が良くなることはありませんでした。
娘に限っては相変わらず家では愚痴をこぼしていましたが、それからは友達に期待することは一切せず、これを機に新学年に向けて舵をきることに。
クラス替えに望みをかけ、友達関係のストレスを勉強することで解消していたかのようでした。
友達関係がうまくいかなくなった原因
さて、高学年女子が避けて通れないと言われている友達関係の問題ですが、今回娘のグループがなぜうまくいかなくなったのかが気になるところです。
あとでわかったことですが、このような経過をたどってしまったのは、グループのAさんに原因があることが判明。Aさんによるグループの分断です。
「Bさんが(娘)のことを(悪口)と言ってたよ。」
と、Bさんが言ってもいないことを娘に吹き込みます。
その後も全面的に娘の味方のようなふるまいをするAさんですが、一方でBさんには
「(娘)がBさんの悪口言ってたよ」
と、今度はBさんに嘘をつくの繰り返し。
Aさんはこれまでずっとグループ内で内通者のような行動をとっていたわけです。
これまで表面的な付き合いを続けていたと考えるならば、さぞ苦しかったのだろう想像にがたくはありませんでした。
Aさんは、娘とBさんを仲違いさせることで自分が「優位な立場に立ちたかった」と言う思いからの行動だったのかもしれません。
6年時のクラス替えへの影響は?
まだ、Aさんの実態が明らかになっていないときのことですが、先生からはまず来年度のクラス分けについて言われました。
こうした友達関係の相談を受けても、クラス分けにどう影響するかは、なんとも言えないと。
結果的には、6年時のクラス替えで娘はAさんと別のクラスになり、被害を受けていたBさんもまた違うクラスになりました。問題行動を起こしていたAさんと、娘ほど影響を受けていなかったCさんは同じクラスになりました。
単なる偶然だったのか、それとも先生が考慮してくださったのかは定かではありません。
親が子どもにできること
今となっては「そんなこともあったね」と思えるほど娘はたくましく成長しましたが、その当時は親子でどのくらい悩んだかはわかりません。
保護者ができることと言えば、気になることがあったとき、担任の先生との信頼関係を築く努力をして、問題を解決するためには協力を惜しまないことぐらいしかありません。
娘に対しては、とにかく話を聞いてガス抜きして、美味しいものを一緒に食べました。
辛かったら、学校も休んでいいことも伝えました。とはいうものの、娘が学校を1度も休むことはなかったです。
親ができることは、本当に、たいしてありません。
「内通者みたいなことする子、本当にいるんだ、、、。」
娘より親の方がショックを受けた衝撃的な出来事も、今となっては懐かしい思い出です。
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