往時の面影を残す日本の近代産業の象徴『富岡製糸場』でその歴史を学ぼう!
群馬県の富岡市にある富岡製糸場へ見学に行ってきました。
どこかタイムスリップしたような光景とかつての日本の誇るべき技術力がそこには残されていました。
世界遺産としても期待をされている富岡製糸場についてご紹介していきます。
この記事のもくじ
車でアクセスは近隣の駐車場へ
富岡製糸場は周囲は住宅街であり、併設されている駐車場がないため500メートルくらい離れた場所に駐車場があるので、そこにとめることがおススメです。
30分100円というリーズブルな価格です。
冨岡製糸場とは・・・
明治5年(1872)に日本で最初の官営模範器械製糸工場として「富岡製糸場」がたてられました。
明治政府の要請でフランス人ブリュナがこの工場を建設を、指導したといわれています。
赤煉瓦がとても印象的で往時のままの面影を残しています。
子供たちの歴史をまなぶにはとてもよい場所です。
乾燥場とは・・・
入口近くにとてもふるめかしい工場の内部の様子が分かるようになっている建物があります。
これは乾燥場とよばれるところで、生糸の原料となる繭を乾燥された建物です。
繭の長期保存に備えて繭からカビが発生するのを防ぐことを目的とした繭を乾燥させます。
乾燥機が実際に残されており、繭を1階からベルトコンベヤーで2階へ上げて乾燥機に投入し、8段に分かれている内部を下段に移動していく中で約6~8時間かけて温度調節をしながら繭を乾燥させることができます。
ここは絶対見たいハイライト
富岡製糸場の中でハイライトともいえる場所が倉庫です。
外壁、レンガ、天井、柱のそのすべてがレトロでノスタルジックな雰囲気を織り成していて、まるで明治時代にタイムスリップしたかような感覚が駆け抜けます。
古めかしい煙突も見応えあり!
現在の煙突は昭和14年に建設された鉄筋コンクリート製のものですが、明治5年には高さ36メートルの鉄製の煙突が現在の位置よりも西側に建てられていました。
初代の煙突は1884年の暴風によって倒壊しましたが、高い煙突が設けられたのは、燃焼効率を高めるためだったのだとか。
往時のその技術力の高さには驚きですよね。
年季の入った煙突は数々の日本の誇るべき生産物を生み出してきた歴史が刻まれているような気がします。
世界遺産を目指して
赤レンガ造りの建造物群はほとんど当時のままの姿で保存されていて、日本の近代産業を象徴する貴重な建築物でもあります。
富岡製糸場は平成18年に国の重要文化財に指定され、ますます脚光を浴び、現在は世界遺産登録を目指して手続きを進めています。
100年以上もの歴史を刻んできた富岡製糸場は日本の誇るべき財産です。
子供たちも実際の現場を見学することができ、実りの多い一日となったようでした。
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