別名「苔の寺」の異名をもつ妙法寺へ行こう!
鎌倉の駅から30分ほど歩いたところに妙法寺とよばれるお寺があります。
これは別名「苔寺」ともよばれ石段に苔が生えた趣のある光景を楽しめるお寺でもあります。
今回はそんな鎌倉のちょっとマイナーなお寺・妙法寺についてご案内していきたいと思います。
この記事のもくじ
妙法寺の歴史とは
1253年に日蓮聖人が鎌倉に 来て布教をしますが、 当時の社会の不安や天災が続いた世の動乱の影響を受けて1260年に焼き討ちにあってしまい、この災難は松葉ケ谷の法難と歴史的にいわれています。
その後1357年に護良親王の子であり、日蓮宗に帰依した日叡が父の供養のため鎌倉にきて、日蓮聖人ゆかりの地 に妙法寺とし、裏山の 頂きに父護良親王の墓を造ったといわれています。
早速歩いてみよう!
入り口で拝観料を払ってすぐのところに本堂があります。
これは肥後細川家が江戸期に建造 したものといわれ、そんなに大きくはありませんがこぢんまりとした趣のある建物です。
本堂の近くには大覚堂があり、ここには熊 本城天守閣に祀られていた加藤清正像が安置されているといわれています。
清正の井戸でお馴染みの明治神宮から少し離れた鎌倉の地にもゆかりがあったことには驚きです。
妙法寺のハイライト苔の階段へ
本殿を過ぎて少し細い路地を歩いていくと、古めかしい仁王門が見えてきます。
これは山門で赤色が周囲の緑色の中でインパクトのある光景を作り出しています。
そして山門の正面には、かなり急な苔がむした階段がありました。
しかしここは手すりもなく、雨上がりはかなり危険を伴うので歩けません。
横にある細い階段を上っていくのですが、これがまたかなり急で狭くやっと人がすれ違えるほどのスペースです。
階段を上った先には法華堂があります。更に進むと釈迦堂跡があり、鐘楼があります。
松葉谷御小庵へ
こちらの階段を昇りきると「松葉谷御小庵」とよばれるものがあります。
鎌倉で布教をおこなっていた場所で、あまり にも過激な日蓮の布教に対し、世から不満が湧き起こり焼き打ちにあったといわれています。
ここ妙法寺を散策するのであれば、歩きやすい靴がおすすめです。
晴れている日でも雨上がりの次の日では足場がかなり悪いところもあり、苔の寺といわれるだけあり、滑りやすい箇所がたくさんあります。
しかしここは一番ピークの紅葉のシーズンでもほかのお寺と比べればかなり空いている穴場なスポットです。
閑静な佇まいが上質な空間を作り出している妙法寺へ是非足を運んでみてくださいね。
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