モト旅行会社勤務が語る『満席のためキャンセル待ちになります！』の真意とは・・・

旅行で希望の座席が満席の場合、キャンセル待ちで空席待つということも多々ありますが、実はキャンセル待ちには複雑な構造があります。

特にいわゆる格安航空券など、航空会社によって販売価格や安いプライオリティーが低い座席はキャンセル待ちがいれられないものが数多くあります。

そのためキャンセル待ちもお預かりができないくらい混雑しているといわれた時はキャンセル待ちのできない座席として潔く諦めることも必要かもしれません。

このような場合ですと、大概状況はかなり厳しいので空席は出ないものと思った方がよいでしょう。

キャンセル待ちの人数はわからない！？

またキャンセル待ちはあと何人いますか？という質問もよくされました。

しかしそれは正確な数は見いだせないのがほとんどです。

航空会社は様々な旅行会社に席を提供して、旅行会社は同じ航空端末を使って手配をいれています。

そのため他社の予約状況はみれないように構造上なっているので、実際に何席キャンセル待ちをしているかなどいう正確な数はわからないのです。

キャンセル待ちの人数がわかることもある！

また航空会社からあらかじめ、旅行会社に席数を確約してもらえる場合は、キャンセル待ちの人数の正確な数を見出すことは可能です。

いわゆる確約して座席をもらっているものを業界用語でブロックと言います。

ただこれは実は旅行先の方面や、航空会社とその旅行会社がどれだけ密なお付き合いをしているかによって大きくことなります。

例えばハワイ旅行の専門店であれば、座席の数を持っていることが多いですし、逆に国内旅行がメインの会社で、ハワイ旅行は少ししか取扱いがない会社ではあまり座席数を持っていないことが多いです。

旅行者の行きたい気持ちも実はとても大切！

航空端末で手配をいれるのか、あらかじめ航空会社から旅行会社に提供されている席で手配をいれるかは旅行方面、その会社の強み、弱みによって異なります。

キャンセル待ちをいれて、あとは旅行会社に任せるのではなく、本当に行きたい気持ちが人を動かすということが一番大事なように思います。

旅行会社も一人の人間の仕事です。

毎日電話をかけてきて、キャンセル待ちがでていないかと問い合わせてくるその熱意は、キャンセル待ちがいれられなくても是非このお客様に出発をしてほしいと願う気持ちに変わるものなので、旅行会社の人も、小まめに席をチェックしてくれることと思います。

旅行会社に任せるではなく、実は行きたい気持ちを伝えることこそが、もしかすると一番大切なことなのかもしれません。