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【B.C州】英語が苦手でもOK!Food Safe Level 1 取得までをレビュー

   

Food Safe Level 1のテキスト

英語に不安を抱えて臨んだFood Safe Level 1。そんな中、3ヶ月前にカナダのB.C州でFood Safe1の資格を取れたのでレビューします。

この記事では、受講当日の様子や試験対策などをお伝えしています。

Food Safe Level 1とは

Food Safe 1(フードセーフ1)とは、主に食品業界で働く方が取得するカナダB.C州の資格です。

食品を取り扱う業務、特にレストランのキッチンスタッフの方が中心に取得されていますが、こどものお世話をするナニーさん、シッターさん、保育士さん、看護師さん、そして年配の方に食事を提供するケアギバーさんなども取得されている方が多いです.

有効期限は5年間ですが、この期間内であれば、更新コース($55)からお安く受講して所持し続けることが可能となっています。

対面受講 or Online

Food Safe1の授業は、対面受講、またはonlineから選べます。

私自身は、1日ですべてが終わる対面受講($90前後)を選びました。理由はスケジュールが立てやすい、日本語で試験が受けられる、online受講より少しだけ費用が安価だからです。

対面受講は、各地で毎日のように行われており、場所を選ばなければ、前日でも可能なくらい予約は取りやすいです。

私は受講日の2日前に予約しました。

当日のスケジュール

講習はFood safe Level1の資格試験を含めて8時間ほどかかります。

朝は9:00から始まり、この間にお昼と休憩が2度ほど入って、最後に試験という流れ。遅刻すると、受講させてもらえないので時間厳守です。

また、お昼は出入り自由ですが、近くに飲食店やテイクアウトのお店がない地域など様々なので、持参するのがベストです。

受講した日は、ほとんどの方が簡単なランチを持ってきていて、会場内で過ごしていたように思います。

会場入り

Food Safe 1の会場

当日は、早めに行ったので一番のり。建物の前でうろうろしていたら、インスタラクターと思われる方が声をかけてすぐに中に入れてくれました。

受け付けで名前を確認されたら、パンフレットを受け取って好きな席へと移動します。

受講者の年齢層は幅広く20代から60代ぐらいまでですが、中には高校性と思われる方も2人ほど受講していました。

全体としては25人くらいの規模でした。

講習開始

Food Safe Level 1のテキスト

まず、インストラクターの自己紹介があり、講義内容の概要説明へと続きます。

このあとは受講者の自己紹介です。「名前と今回資格を取る理由も教えてね。」と、言われました。

受講者の方々の受講目的は、概ね同じで、職場でFood Safe1の資格を求められたからとか、就職のため、というのが主な理由です。

今回の受講では食品業界に携わっている方や保育士の方が多かったように思います。

講義内容

Food Safe Level 1のテキスト

パンフレットは96ページで構成されていて、セクションはUnit9まであります。講義内容は以下の通り。

・Unit1 The Causes of Food borne Illness(食中毒の原因)

・Unit2 Microbes & Food borne Illness(微生物と食中毒)

・Unit3 Food safety Plans and HACCP(食品の安全計画とHACCP)

・Unit4 Food Handler Health &Hygiene(食品取扱者の健康と衛生)

・Unit 5 Receiving& Storing Food safely(食品の安全な受け取りと保管)

・Unit 6 Preparing Food Safely(食品の安全な準備)

・Unit 7 Serving Food Safely(食品の安全な提供)

・Unit 8 Cleaning,Sanitizing & Pest Control(清掃、消毒、害虫駆除)

・Unit 9 premises Requirements(施設の要件)

(引用:Crown Publications ,King’s Printer )

当日はポイントを取り出して、テストに出題されるところを中心で進められていきます。

他の方のブログに中に、インストラクターがテストに出る箇所を教えてくれるようなことを目にしたことがありますが、今回の講習では残念ながらそういったことはありませんでした。

講習でよく出てくる頻出英単語は?

Food Safe Level 1のテキスト

講習では、内容的に細菌系の単語や安全に関わる略語が多く出てきます。

以下、ポイントとなる英単語をいくつかあげます。

・contamination 汚染物

・Cross-Contamination 交差汚染

・Microbe 微生物

・pathogen 病原菌

・Protozoa   現生動物類 (ミドリムシ、アメーバ、ゾウリムシなど)

・spores 胞子

・Fungi  菌類

・Toxins 毒素

・FSP (Food safety plan)食品安全計画

・CCPs  (Critical Control Point) 重要管理点 

・HACCP  (Hazard Analysis Critical Control points program)危害分析重要管理点プログラム

講習中に使用するパンフレットは当日に渡されるため予習ができません。上記の単語などは事前に覚えておく当日が楽だと思います。

印象に残った講義内容

当日は、ほとんどの時間がインストラクター主導の講義形式でしたが、個人的には、動画演習が面白かったです。

この演習の目的は、食中毒の原因となった行動や状況を特定することです。

登場人物の、どの行動が食中毒を引き起こしてしまったのか、そのときどんな対応が適切だったのかを確認していきます。

動画演習は講習の最後の方で行われるので、当日の講習内容を理解できているかどうか、この演習で確認できるというわけです。

Food Safe 1 資格認定テストを受ける

最後に、いよいよ資格試験です。テストは全部で50題。4択で7割にあたる35点以上で合格です。

当日受講する場合、テストを英語以外で受けることも可能ですので、インストラクターに日本語で受けたい旨をテスト前に知らせれば、日本語バージョンの出題用紙をもらえます。

他にも英語以外と思われる問題用紙をもらっている人をちらほら見かけましたので、必要があれば遠慮せずに指導員に声をかけた方がいいです。

テストの言語は英語or日本語?

今回のテストを受けるにあたり、寸前まで英語で受けようと決めていたものの、寸前で日本語バージョンでテストを受けることに決めました。

英語力に自信がなかったからです。

しかし実際に受けてみたところ、少し無理してでも英語で受けた方が良いと思いました。

理由は、英語の出題文を日本語に翻訳した文がとてつもなく読みにくかったからです。日本語に違和感があるものが多く、問題文や選択肢を正しい意味で捉えようとするだけで、かなり時間をとられて、結局焦ってしまいました。

また、英語で講習を受け続けたあとに、思考を日本語モードに切り替えてテストを受けるということが私自身の脳には負担が多かったようで、テストに集中することができませんでした。

これならば、英語で受けた方がわかりやすかったかもしれません。

テストの結果は?

Food Safe Level 1の資格証明書

後日、郵送で送られてきました

そんな中ですが、Food safe1の資格試験の結果は合格!

わずか1日でFood Safe1が取れるのなら、もっと早くチャレンジすればよかったです。

万が一、不合格だった場合ですが、これもネットからの情報になりますが、「採点後にインストラクターの配慮があって合格になる」という内容を見かけたことがありますが、少なくともこの日に限っては、そういったことはなかったように感じました。

(自身は最後から2番目まで残ってテストを受けていました)

合格した人は、数日の間にCompletion Letter(修了証明書)がEメールで届き、

1~2ヶ月くらいすると、Food Safe1の資格認定証が手元に送られてきます。

Food Safe Level 1を受講しての感想

今回カナダで資格試験を含む講習を体験しましたが、椅子に座って英語で授業を受けるということは初めてだったので、とにかく新鮮で楽しかったです。

内容的にはFood Safe1の講習や試験は高い専門性が求められるものでもないので、日常的に食品を扱ったり、料理をしていればすんなり理解できる内容でしたし、料理好きな方でしたら問題なくやり過ごすことができると思います。

私自身、料理は好きですし、毎日食事を作っているなかで自然に身についていたことが講習によって理論的にわかり、非常にためになりました。CLB4の私でも、講習もテストもなんとかなりました。

じっくりパンフレットを読み込みこんで受講したい人や自分のペースで学習したい方はOnlineを、英語に不安をもちつつも、それでも対面受講を選ぶ方は、食品の取り扱い、衛生用語、細菌系などの英単語を予習しておくと理解力が高まります。

当日は長丁場ですが、Food Safe Level 1をなんとか乗り切りましょう!







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